症例:25歳 女性。妊娠26週。3日前から右腹部の痛みと発熱。
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画像解説
妊娠子宮により、上行結腸は腹側に屈曲しており、盲腸は右上腹部にあります。
虫垂の壁肥厚と腫大を認め、周囲には軽度の脂肪織濃度上昇と腹膜肥厚を伴っています。
膿瘍形成や遊離ガスは認めません。



- 白矢印が虫垂
- 赤矢印は腹膜の肥厚

- 白矢印が虫垂
- 赤矢印は虫垂根部
本症例は、虫垂を同定できれば診断は難しくありません。妊娠中は盲腸および虫垂が通常の位置よりずれていたり、腸管が圧排されたりするため、虫垂と同定することが難しい場合があります。
症例考察
術中所見:急性炎症性虫垂炎
妊娠中の患者に対してCTスキャン(特にCT腹部・骨盤部)を施行する際は、胎児への放射線被曝量を考慮し、その正当性を評価することが不可欠です。
本症例では、第一選択の超音波検査で確定的な所見が得られなかったため、腹部〜骨盤部のCT検査に進みました。
しかし、急性虫垂炎が疑われる症例において、超音波検査後の次の画像診断法としては、放射線被曝のないMRI(ガドリニウム造影剤は妊娠中禁忌のため、非造影にて施行)です。
Case courtesy of Hoe Han Guan, Radiopaedia.org. From the case rID: 147826
妊娠中にCTを撮って大丈夫なのか
腹部・骨盤CTの胎児被曝は平均約25 mGy(範囲6.7〜56 mGy)。催奇形性の閾値(50〜100 mGy)を通常は下回ります。
CT検査により仮に遺伝子に損傷が起きても自然に修復されますし、修復できなかった細胞もアポトーシス(細胞死)という生体防御機構によって排除されます。
発がんリスクも自然発生率に埋もれるほど小さいです。
なお、放射線被曝による「発がんリスク」や「催奇形性のリスク」は、主に広島・長崎の原爆やチェルノブイリ事故による研究データに基づいています。
CTにおけるリスクはただの推論であり、一度も実証されたことがありません。
ところで、原爆や原発の放射能汚染は嘘だということが判明しています。
では、放射線被曝による「発がんリスク」や「催奇形性のリスク」は一体何なのか。
はっきりと言えば、デマです。
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Case courtesy of Mohamed Mahmoud Elthokapy, Radiopaedia.org. From the case rID: 147826
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